欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)

欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)とは

欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)とは、企業が環境・社会・ガバナンス(ESG)情報を開示する際の詳細なルールを定めた欧州の新しい報告基準です。

ESRSの背景と目的

欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)は、欧州連合(EU)が企業サステナビリティ報告指令(CSRD)の実施に向けて策定した基準で、2023年7月に最終案が公表されました。背景には、気候変動や人権問題などの社会課題が深刻化する中で、投資家やステークホルダーに対する企業の透明性向上と、持続可能な経営を促進する目的があります。

ESRSは、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)それぞれに関する詳細な情報の開示を求め、特に気候変動への影響やサプライチェーン上の人権リスクなども含まれます。これにより、企業はリスクや機会を適切に把握し、投資判断に必要な情報を提供する責任が明確になります。CSRDの適用は段階的に始まり、2024年度から大企業、2026年度からは中堅企業も対象となり、EU域内外の企業にも影響する重要な制度です。ESRSは、企業の持続可能性経営を支える基盤として位置づけられています。

参考:
経済産業省 欧州サステナビリティ報告に関するワーキング・グループ

欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)