TNFD

TNFDとは

TNFDとは、自然環境や生物多様性に関するリスクや機会を企業が把握し、財務情報として開示するための国際的な枠組みのことです。

TNFDの背景と目的

TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures/自然関連財務情報開示タスクフォース)は、企業や金融機関が事業活動に伴う自然資本や生物多様性への依存・影響を評価し、それに基づくリスクや機会を投資家などに向けて開示するための国際的な枠組みです。自然環境が損なわれると、農業や建設、観光など多くの産業で原材料不足や供給網の混乱が起こり、経済全体に深刻なリスクが及びます。

こうした課題に対応するため、2019年のダボス会議で構想が発表され、2021年に正式に発足しました。気候変動に関するTCFDの枠組みを参考にしつつ、より広く「自然全体」に焦点を当てているのが特徴です。2023年9月には最終提言(v1.0)が発表され、企業が自然との関わりを把握し、持続可能な経営を目指すための新たな基準として注目されています。TNFDは、企業の信頼性や競争力を高めるだけでなく、投資家や社会に対しても重要な判断材料を提供します。

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